「あれが日本の良さ」 久保建英が手を焼いた東京Vの“3要素”とは? 「チーム内でもやりづらいと」

久保建英が対戦した東京Vについて言及【写真:徳原隆元】

ソシエダは東京Vに1-0で勝利 久保は後半3分までプレー

スペイン1部レアル・ソシエダは5月29日、「JAPAN TOUR 2024」で東京ヴェルディと対戦。日本代表MF久保建英は先発を飾り、後半3分までプレーした。試合後、久保は対戦した東京Vの印象について、日本人らしさの光るプレッシング、ハードワーク、アジリティを挙げ、「チームの中でやりづらいと話していた選手も何人かいた」と明かし、「あれが日本の良さ」と称賛を送っている。

ソシエダは大半の主力勢が招集外となったが、対する東京Vも過密日程の中での親善試合ということもあり、第16節ヴィッセル神戸戦(1-0)から11人全員を入れ替え、サブ組を送り出した。久保はスルーパスやカットインで存在感を放ち、スタジアムを大いに沸かせた一方、もも裏を痛めるアクシデントにより、後半3分にピッチを退いた。試合後、若手中心で臨んだ東京Vについて印象を尋ねられると、日本人選手らしさの光る特長に称賛の言葉を送っている。

「何回僕らがプレスをかいくぐっても、毎回プレスに来るというのは、とても徹底されていると感じた。体力もすごかったですね。僕と一緒で、細かくちょこちょこやるタイプの選手が何人かいて、前半15分くらいにチームの中でやりづらいと話していた選手も何人かいたので、対応するまでに時間がかかった。あれが日本の良さだと思うので、どんなチームが相手でもあれをできれば、勝機は出てくる。僕らの日本代表でも、ああいった部分は学べたらと思う」

この日、国立競技場には40,150人もの観客が訪れ、多くの子供たちが「TAKE」と記される背番号「14」を着用していたが、「子供からの人気が一番ですね。子供は純粋なので、子供から人気ということは、サッカーをちゃんと頑張れているということ」と、持ち前の“久保節”も披露していた。(城福達也 / Tatsuya Jofuku)

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