宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

宮迫博之(C)日刊ゲンダイ

元雨上がり決死隊でタレントの宮迫博之(54)が28日、自身のユーチューブチャンネルで、5年ぶりとなる地上波テレビ出演を報告していることが報じられた。

宮迫は、千葉テレビの深夜番組「-タレント育成バラエティ-匠の教室」からゲスト出演のオファーが来たとしてこう続けた。

「本当、純粋な出演オファーなのでうれしいですね。過去にですね、地方ですけどもテレビ局の方から一応はオファーはいただいてはいたんですけど、後に生じる大人の事情がね、あんまり詳しくは言えませんけども、告白されたのに振られるみたいなことが、多々ありましたから……」

ユーチューブでは、収録の様子も公開されており「匠の教室 千葉テレビ第一月曜日25時30分 宮迫の出演は6月3日に決定!」とテロップが入っている。番組制作会社が制作したと思われる番組公式HPにも、「6月3日 第9回の放送!ゲストとして宮迫博之さんが出演いたします」と明記されていた。

しかし、千葉テレビの公式HPに掲載されている番組表には、6月3日の25時30分からは「ダイヤモンド☆コレクション」という番組が放送されることになっていた(5月29日現在)。

千葉テレビに確認してみると、広報担当者は「制作会社が収録したことは事実ですが、正式な手続きを踏んでいないうちに、制作会社や本人がアナウンスしているもので、放送はいたしません」と完全否定。制作会社や本人の“勇み足”だったのか、宮迫の“5年ぶりの地上波復帰”は、またも幻に終わってしまったということなのか。

■ある意味“ウィンウィン関係”

それにしても千葉テレビはなぜ、不倫騒動で自粛を続けていた渡部建(51)を「白黒アンジャッシュ」でいち早く復帰させるなど、世間からバッシングを受けかねない“火中の栗”を拾うようなキャスティングの話がたびたび出てくるのか。あるキー局編成関係者はこう話す。

「千葉テレビのようなローカル局は、地元のスポンサーと向き合っていかないと生き残れない。そのため、話題づくりのため、批判を承知の上で、いわば“炎上商法”のような格好で、こうした芸人を出演させることは多いです。今回の件の詳細は分かりませんが、宮迫としては、“地上波復帰”の足がかりとしたい思惑があったのでしょう。こうしたローカル局の番組は、スネに傷を持つ芸人にとっては、まさに再生工場となる生命線なんです」

ある意味“ウィンウィン関係”だと、この関係者は言うが、ローカル局の千葉テレビにもソデにされてしまい、宮迫念願の地上波復帰はさらに厳しくなった。

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