“骨折した”“上司に絡んだ”よりも自己嫌悪してしまいそうなのは、20~40代男女が経験した【お酒の失敗】

飲んでいるときは楽しいけど…(photoAC)

2022年の『M-1グランプリ』優勝者としてしられるウエストランドの河本太が、4月に酒に酔ってタクシー運転手とトラブルになったことが報じられた。乗車拒否されたと勘違いした河本が、タクシーを蹴り、運転手ともみあいになって自身も3本の歯が折れ、事件化はしなかったが、河本はウエストランドのYouTubeチャンネルに相方の井口浩之とともに登場し、謝罪。今後は禁酒するという。ほどほどのお酒は楽しい気分になれるが、飲み過ぎて失敗してしまう人も多い。社会人になってからお酒で痛い目にあったことのある人もいるはず。そこで今回は20~40代の男女100人に飲酒についてアンケート、あわせてお酒にまつわる失敗談について聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

まず「お酒を飲むか?」について調査したところ、今回のアンケートでは「飲まない」と答えた人が37.0%なのに対し、「飲む」と答えた人が全体の63.0%と多い結果になった。「飲む」と答えた人達が経験した「お酒の失敗」は以下の通りだ。

第5位は、ケガをした。

酔っ払うと足元がおぼつかなくなるため転びやすくなり、ケガをする人もいる。飲み会の翌日に起きると体に原因不明のアザができていたということも珍しくない。転倒して頭を打つと命に関わる危険もあるので気をつけたい。一方、多くはないと思うが暴れてケガをしてしまうという人もいそうだ。

「ガードレールに足ぶつけて骨折した」(27歳/女性/学生・フリーター)

「酔っ払って転んだ」(47歳/女性)

「自宅の階段から落ちた」(48歳/男性)

第4位は、人に絡む。

饒舌になるだけならまだしも、一方的に説教をしたり、人の悪口をいったり、周囲を不快にする“絡み酒”をしてしまう人もいた。翌日、周囲にその様子を聞かされてたら冷や汗をかいてしまうそう。最近では職場の飲み会も減っているが、酔った勢いで目上の人に余計なことを言ってしまうという失敗をする人もいるので、たとえ酒席でも冷静さを失うほど飲むことは控えたい。

「酔って上司に絡んでいた」(34歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「好きな人にウザい絡み方をしてしまった」(42歳/女性/主婦)

「熱い話をして号泣した」(37歳/男性/コンサルタント)

■第2位は醜態披露、第3位は記憶喪失

第3位は、記憶をなくした。

翌日目が覚めたときに、前日飲んでいたときの記憶があいまい、または全く覚えていないという経験をした人は多い。かなり不安になるが、飲み会で何を話したのか覚えてないだけならまだしも、財布やクレジットカードなど、貴重品がなくなっていたときは絶望的な気分になりそうだ。

「家までの記憶がなく、どこで何をしていたのか分からない」(48歳/女性/総務・人事・事務)

「起きたら知らない人の家だった」(33歳/男性/総務・人事・事務)

「気づいたら自宅にいて、どうやって帰ってきたのか覚えてなかった」(36歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「記憶をなくして、外で寝たことがある」(47歳/男性/研究・開発)

「記憶がなくなるまで飲んで、病院に運ばれた」(42歳/男性)

第2位は、醜態をさらした。

お酒を飲み過ぎたとき、普段の自分ならば絶対にしないような言動をして、後日恥ずかしい思いをすることもある。一緒に飲んでいた人以外に、家族や友達、職場など、大切な人たちに迷惑をかけてしまったとう経験のある人もいる。酔いがさめたとき、後悔の念や自己嫌悪に苛まれることは間違いなしだ。

「小さな立ち飲み屋で酔いすぎて背中からひっくり返ってしまった」(38歳/男性)

「自分の家と間違えて、深夜に隣の家の鍵をガチャガチャしてしまい“開かないな?”と思っていたら隣人が出てきて、初めて間違いに気づいた」(36歳/男性/学生・フリーター)

「居酒屋のトイレを占領してしまった(41歳/女性/総務・人事・事務)

「パンツをなくした」(48歳/男性/営業・販売)

「電車に荷物を忘れた」(45歳/女性/総務・人事・事務)

「飲みすぎて職場のトイレで吐いた」(26歳/女性/営業・販売)

「飲みすぎて帰りの電車内や駅のホームを汚してしまった」(44歳/女性)

「玄関で吐いてしまった」(36歳/女性/金融関係)

■第1位は経験者多数の「二日酔い」

そして第1位は、二日酔い。

飲み過ぎてしまった翌日、頭痛や吐き気、胸焼け、全身がだるいなど体調が悪化する二日酔い経験者も多いはず。日本人には欧米人に比べ、遺伝子的にアルコール分解能力が低いといわれ、個人差はあるものの大量のアルコールを摂取するとその影響を受けやすい。二日酔いは大量に水分をとるなどの対策があり、時間が経過すれば症状は落ちつくが、飲んだ翌日の午前中は仕事にならなかったという苦い経験をした人もいるのではないだろうか。

「ひどい二日酔いになって、翌日起きられなかった」(34歳/女性/総務・人事・事務)

「頭痛がひどくて人と会話ができなくなった」(28歳/女性/主婦)

「飲み過ぎで3日ぐらい寝込んだ」(38歳/男性/研究・開発)

「翌日、何もできずにずっと寝ていた」(38歳/女性/主婦)

「デートの日に二日酔いでつらすぎた」(32歳/男性/会社経営・役員)

「二日酔いですごく気持ち悪くて、吐いてしまった」(40歳/女性/主婦)

「仕事を休んでしまった」(40歳/男性/医師)

「二日酔いで半日ほど寝込んだ」(37歳/男性)

ついつい飲みすぎてしまうことはあるが、失敗をきっかけにお酒とのつきあい方を見直すのもいいかもしれない。

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