飼い主が立ち上がると愛犬が吠える心理3つ 吠えさせないしつけ方やNGな対処法まで

飼い主が立ち上がると愛犬が吠える心理

ソファから立ち上がろうとしたときに、愛犬が突然吠えてきた経験はないでしょうか。吠えられた側も理由が分からず驚いてしまいますよね。

そこで今回は、飼い主が立ち上がると愛犬が吠える心理について解説します。

1.驚いて吠えてしまった

犬も飼い主さんもくつろいで過ごしているときなどに、飼い主さんがふっと立ち上がると犬も顔を上げて「ワン!」と短く吠えることがあります。

このような場合、多くは犬がびっくりして反射的に吠えているということが考えられます。

ゆっくりしているときに近くで突然何かが動くと私たち人間でも驚いてしまうと思いますし、その拍子に「わっ!」「えっ!?」などと声が出てしまうこともめずらしくないでしょう。それと同様に、犬も驚いた拍子につい吠えてしまうことがあるのです。

驚いて吠えた場合、少し吠えただけですぐに吠え止むでしょう。まわりを見回したり飼い主さんの様子を見たりして、特別なことがないと判断した場合は、また休息に戻ることが多いはずです。

2.かまってもらえると期待している

飼い主さんの様子をよく観察して、いつ遊んでもらえるか、かまってもらえるかということを気にしている犬は少なくありません。

そのような犬は、飼い主さんが立ち上がると「散歩かな?」「遊んでくれるかな?」と期待して吠えることがあります。

犬にとって吠えることは、威嚇や攻撃の手段だけでなく、感情表現やコミュニケーションの手段でもあるため、喜びや期待で興奮したときに吠えることもあるのです。

期待の気持ちで吠えている場合、飼い主さんのことをキラキラとした目で見つめていたり、尻尾を振ったりと楽しそうな様子が見られます。

3.不安や恐怖を感じている

飼い主さんが立ち上がったり歩いたりしたとき、犬が「ワンワンワン!」と吠えてくるとき、不安や恐怖を感じている可能性もあります。

不安感などネガティブな感情で吠えている場合、飼い主さんに近寄ろうとしなかったり、体の重心を後ろに下げて逃げ腰の姿勢になったりすることが多いでしょう。

元々怖がりな犬の場合もありますし、飼い主さんが立ち上がったときにたまたま怖い思いをしたことがある犬などが、それを思い出して吠えてしまうこともあります。

一時的に吠えるだけなら問題ありませんが、怖がって吠えていることが続く場合は、原因を探って対処してあげることをおすすめします。

吠えさせないしつけ方やNGな対処法

飼い主さんが立ち上がったときに犬が吠えてしまう場合、吠えさせないようにするためにはまず「原因」を知ることが大切です。

例えば、飼い主さんが立ち上がることに不安を感じて吠えている場合は、それによってストレスを感じることにもなるため、できるだけ早く解消してあげるべきでしょう。

飼い主さんが立ち上がることにネガティブな印象がついてしまっているので、立ち上がるたびに犬をなでたりおやつを与えたりして、「立ち上がる=嫌なこと、怖いこと」というイメージを払拭してあげてください。

犬がかまってもらいたくて興奮状態になって吠えている場合は、犬が吠えている限りは無視をしてかまわないという対応を続けてください。吠えているときになでたり遊んだりすると、犬は「騒げばかまってもらえる」という学習をしてしまうので、注意しましょう。

また、飼い主さんの動きを逐一気にして遊んでもらおうとしている犬の場合、日頃の運動やスキンシップに満足していない可能性もあります。散歩量や遊びの時間を増やしたり、関わり方を変えたりして、犬が落ち着いて過ごせるようにしてあげることも有効です。

まとめ

飼い主さんの動きに反応して、犬が吠えることは決してめずらしいことではありません。

一時的な反応であれば特に気にする必要はありませんが、飼い主さんが立ち上がるたびに毎回吠えたり、いつまでも吠え続けたりしている場合は、吠えないような関わりやしつけをすることをおすすめします。

まずは愛犬が吠えている原因や心理を考えて、適切な対応を心がけてください。

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