中国人観光客が日本のホテルの決まりに不満=「中国人を特に気にしているよう」―台湾メディア

台湾メディアのCTWANTは29日、中国人観光客が日本のホテルでの出来事に不満をあらわにしたことについて、日本旅行に詳しい台湾のSNSアカウントが事情を説明したと報じた。

台湾メディアのCTWANTは29日、中国人観光客が日本のホテルでの出来事に不満をあらわにしたことについて、日本旅行に詳しい台湾のSNSアカウントが事情を説明したと報じた。

記事は、「日本は多くの台湾人が旅行先のファーストチョイスにしているが、現地で宿泊する際には留意すべきことがある」とした上で、問題の出来事を紹介した。当事者の観光客は中国のSNS上で、「日本のホテルで(宿泊しない)友人を部屋に招き入れようとしたところフロアに上がるのを阻止された」とし、「日本人は中国人を特に気にしているようで、気分が悪くなった」との考えを示した。

これについて、フェイスブックの日本旅行専門アカウント(台湾)は、「この観光客は誤解しているのではないか」とし、「観光客の安全を保証するため、日本の消防法ではすべての宿泊客の身分を登録しなければならないと定められている。そのため、フロントスタッフもフロアに上がるすべての客に目を配る義務がある。災害が起きた時に救助が必要な人数を迅速に把握するためだ」と解説した。

また、「宿泊施設は部外者が部屋に入るのを嫌う。一人分の宿泊費しか取れないのにそれよりも多い人数に泊まられては、水道光熱費が倍になるからだ」としつつ、「日本に詳しい人は、(ある種のサービスで)部屋に人を呼ぶことができるホテルもたくさんあるじゃないかと聞いてきそうだが」とも付け加えた。

台湾人ユーザーからは「大阪のホテルもそう(宿泊しない人は入れない)だったよ」「仙台のホテルのエレベーターには注意書きが貼られていた。(部外者を入れるのは)違法だって」「ホテルスタッフは廊下の監視カメラもチェックしていると思う」「日本のホテルは人数で宿泊費を決める。捕まらなかったのはラッキーなだけで、合法なわけではない」「ビジネスホテルにだってそういう規定がある。フロントスタッフにはその人が宿泊者かどうか見分ける超能力がある」といったコメントが寄せられたという。(翻訳・編集/北田)

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