浜屋プレイランド遊具がココウォークへ 乗り物など16台 6月6日から展示 長崎

ココウォークが譲り受ける予定の遊具の一つ=5月2日、長崎市、浜屋百貨店

 長崎市浜町の浜屋百貨店の屋上遊園地で、今月営業を終了した「プレイランド」にあった遊具16台を、同市茂里町の大型商業施設、みらい長崎ココウォークが譲り受けることが29日、同施設の運営会社みらい長崎への取材で分かった。来月6日から10月まで同施設3階に展示した後、修理することを検討している。
 同社によると、親会社の長崎自動車は1996年まで同市大浜町の長崎遊園地を運営。「福田の遊園地」として市民に親しまれた。みらい長崎は「プレイランドは福田の遊園地と面影が重なる。『憩いの場』にあった遊具を受け継ぎたい」(同社運営管理部)として、浜屋百貨店に受け入れを打診。受け入れ先が決まっていなかった遊具を譲り受けることになった。
 譲り受ける遊具はパトカーやロボットの乗り物、ゲーム機など。3階に特設会場を設け10月中旬ごろまで展示するほか、同百貨店や本紙などが提供した二十数点のプレイランドの写真を壁面に飾る。
 同百貨店の屋上遊園地は開店した39年ごろから営業を開始。74年ごろに現状のプレイランドの形になったが、老朽化のため今月6日で営業を終えていた。

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