クブチ砂漠でドローンによる種まき 内モンゴル自治区

クブチ砂漠でドローンによる種まき 内モンゴル自治区

クブチ砂漠に設置された砂の移動を防ぐ障壁。(2023年8月11日、ドローンから、オルドス=新華社記者/劉磊)

 【新華社オルドス5月30日】中国内モンゴル自治区林業・草原局はこのほど、同自治区オルドス市ハンギン旗でドローンによる種まきが進められていると明らかにした。対象地域は国内の砂漠の中で7番目の大きさを持つ庫布其(クブチ)砂漠に位置しており、風砂の遮断・隔離帯を設置し、砂漠の拡大防止措置を強化する。  

 遮断・隔離帯の西区間では、技術者らがドローンを使って空中から綿やヨモギの種をまいている。手作業に比べて速度向上と省力化、コスト削減が可能なほか、地形の制限を受けないなどの利点があり、広範囲に植栽を行うことで砂丘の流動を抑え、砂漠の拡大を段階的に阻止する。

 ハンギン旗の砂漠ではすでに3万ムー(2千ヘクタール)にわたる種まきが完了した。(記者/李雲平)

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