ブリュワーズ打線が今永を攻略 カブス・鈴木誠也は5打数2安打

【カブス6-10ブリュワーズ】@アメリカンファミリー・フィールド

日本時間5月30日、ナ・リーグ中地区の首位に立つブリュワーズは本拠地アメリカンファミリー・フィールドでのカブス4連戦の3戦目を迎え、今永昇太を攻略して10対6で勝利。2位カブスとのゲーム差を4.5に広げた。ブリュワーズ2番手のジャレッド・ケイニッグが2回1安打無失点の好リリーフで5勝目(1敗)をマーク。カブス先発の今永は5回途中まで81球、被安打8(うち被本塁打2)、奪三振1、与四球1、失点7でノックアウトされ、メジャー初黒星(5勝、防御率1.86)を喫した。

試合前の時点で防御率0点台だった今永にブリュワーズ打線が襲い掛かった。初回にクリスチャン・イェリッチの6号2ランで先制すると、2回表にイアン・ハップの5号ソロで1点を返されたものの、3回表に中堅ブレイク・パーキンスの本塁打キャッチで流れを引き寄せ、3回裏に連続タイムリーとパーキンスの5号2ランで一挙5点を追加。4回表に1点、5回表にも2点を返されたが、5回途中で今永をマウンドから引きずり下ろした。7回裏にはウィリー・アダメスの9号2ランなどでダメ押しの3点を追加。9回表に2点を失ったが、10対6でカブスを破った。

カブスの鈴木誠也は「2番・右翼」でスタメン出場し、5打数2安打で今季9度目のマルチ安打を記録。連続試合安打を6に伸ばし、今季2個目の盗塁も決めた。今季の打撃成績は打率.254、出塁率.312、OPS.701となっている。今永は前回登板が悪天候でスキップされ、中10日での登板となったことが影響したのか、ブリュワーズ打線につかまって5回途中8安打7失点。メジャー初黒星を喫し、防御率は試合前の0.84から1.86へ1点以上も悪化してしまった。なお、カブスは貯金が消滅。5割復帰を果たしたカージナルスに並ばれている。

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