米携帯大手ベライゾン、ASTスペースモバイルに約150億円の資金提供–楽天モバイルも採用予定

AST SpaceMobile(ASTスペースモバイル)は米国時間5月29日、米大手携帯キャリアのVerizon向けに衛星とスマートフォンの直接通信サービスを提供するため、同社から1億ドル(約150億円)の資金提供を受けると発表した。

出典:AST SpaceMobile

AST SpaceMobileは地球低軌道(LEO)に衛星を打ち上げることで、衛星からスマートフォンへの4Gおよび5Gインターネットの提供を目指している。日本では楽天モバイルが採用を表明しているほか、3月には米通信キャリアのAT&Tが商業契約を発表している。

AST SpaceMobileで会長兼CEOを務めるAbel Avellan氏は「米国の大手モバイル通信事業者の2社と提携し、850MHz帯で米国全土をカバーできる」と述べた。

Verizonで技術・製品開発担当上級副社長をつとめるSrini Kalapala氏は、AST SpaceMobileの衛星を使うことで「従来の地上インフラでは携帯電話の信号が届かない、米国の辺境地域に不可欠な接続を提供する計画だ」と語った。

Source: Business Wier

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