【移籍】エムバペが意味深発言「パリSG残留の理由は色々。カタールW杯があり…」。レアル・マドリー加入発表はEURO開幕前か

「大きく、難しい決断だったが、後悔はしていない」

フランス1部パリ・サンジェルマンを今季2023-24シーズン限りで退団すると宣言したFWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)はこの夏、フリートランスファーとなってスペイン1部レアル・マドリードに加入することが決定的だ。

レアル・マドリードは現在、日本時間6月2日4時から行われるUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝のボルシア・ドルトムント戦に集中している。発表のタイミング、方法などはそのあとに詰めていくという。

その移籍情報の精度の高さで知られるファブリツィオ・ロマーノ氏はエックス(旧ツイッター)(@FabrizioRomano)は、エムバペのレアル加入に向けた動きの現状について、次のようにレポートしている。

「レアル・マドリードは、EURO2024開幕前にキリアン・エムバペとの契約を正式に完了させ、発表するという最終的な計画を立てている。PSGとの契約は6月に切れるものの何かしらの制限を受けることなく、エムバペはEURO前に発表できる。レアルは現在、ウェンブリー(CL決勝)に集中している」

そのように6月14日のドイツEURO2024開幕前に、「レアル・マドリードのエムバペ」が誕生するということだ。

また2年前、エムバペはフロレンティーノ・ペレス会長と口頭合意していたレアル・マドリー入りの”約束”を反故にしてまで、パリSGに残留。様々な人の顔に泥を塗ることになった。もちろんエムバペ本人だけではできなかった決断だった。その点について、ロマーノ氏はエムバペの言葉を引用している。

「2022年にパリSGと契約を延長した理由について、『PSGに残ること以上に、カタールでのワールドカップがあった』。『大きく、難しい決断だったけれど、後悔はしていない』と、破格の残留オファーに加え、準優勝したカタールW杯に懸ける想いなども背景にあったと明かしているという。

FIFA(国際サッカー連盟)のルールで、エムバペは契約満了を迎える半年前となる2024年1月1日から、全クラブとの交渉が解禁に。パリSG残留も選択肢にあると噂されていたなか、2月に入った段階で、スペインメディア『マルカ』は、すでにエムバペサイドとレアル・マドリードが加入に向けて合意に至ったと報じていた。

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エムバペの給与はパリSG時代より大幅に減額するが、肖像権料、さらにボーナスなどのインセンティブを含めると、その年俸以上になるそうだ。パリSGは5月25日にフランスカップ決勝オリンピック・リヨン戦で勝利を収め、今季の全日程を終えている。

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