アーセナルSD、プレミア制覇のマンCに皮肉?「すべてを正しくやり遂げた。選手との契約から契約更新に至るまでね」

写真:プレミア4連覇を果たしたマンチェスター・C(上)と、惜しくも2位に終わったアーセナル(下) ©Getty Images

アーセナルのスポーツディレクター(SD)を務めるエドゥ氏が、プレミアリーグ制覇まであと一歩のところまで迫った今季を振り返った。

今季のプレミアリーグ優勝争いは、事実上マンチェスター・シティとアーセナルによる“一騎打ち”となった。両者ともにハイペースで勝ち点を積み上げ、最終的にはマンチェスター・Cが優勝。だが、アーセナルも最後まで食らいつき、シーズン終了時の勝ち点差はわずか「2」だった。

イギリスメディア『90MIN』は、アーセナルのエドゥSDがポルトガルメディア『ESTADAO』のインタビューに応じた際のコメントを紹介。同SDは「ミケル・アルテタ監督は素晴らしい仕事をした」と語り、チームを預かる指揮官を称賛した。

一方、エドゥSDからは「残念ながら、自分の気持ちを言葉で表現できないこともある」と意味深な発言も。「我々はすべてを正しくやり遂げたという気持ちでシーズンを終えた」「選手との契約から契約更新に至るまで(正しくやり遂げた)」などといったコメントも残した。

『90MIN』は、エドゥSDの発言が優勝したマンチェスター・Cに向けられたものである可能性を指摘。マンチェスター・Cは115件の財務違反を犯したとして告発を受け、一時は降格処分を受ける可能性も噂されていた。

エドゥSDは「我々としてはできる限りのことをしたつもりだが、それでも十分ではなかった。フラストレーションは溜まったけど、プロセスが上手くいったという前向きな気持ちもある」とコメント。『90MIN』は、同SDが明確に名前を出して批判こそしなかったものの、暗にマンチェスター・Cの財務体制を批判する意図があったという見解を示している。

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