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NHK連続テレビ小説「虎に翼」で30日、夫の優三(仲野太賀)を戦病死で失い、悲しみに暮れる寅子(伊藤沙莉)の姿が描かれた。
娘を気遣う母はる(石田ゆり子)は寅子に現金を渡し、外出を勧める。つらくなった時、自身もこっそりぜいたくをして気を紛らわせたと明かした。寅子は出店で焼き鳥とどぶろくを注文。「おいしいもの」を目にしても〝優三と分かち合えたら〟と悲しみが深まり、ついには号泣…。
後番組「あさイチ」では博多華丸が、「焼き鳥は(肉の)間隔が空いているから、あれは焼いた後で刺しているんです。間隔が空いたまま焼き鳥を焼くと、串が燃えるんです」と指摘。朝ドラ受けで涙歴がある鈴木奈穂子アナウンサーは「泣きそうな時にこんな話をしてくれるんです」と笑顔で話した。
劇中の串は、肉と肉のすき間部分に焦げ目はなかった。相方の博多大吉から「いいとこ気づいてるじゃない」と言われた華丸だが、この日ゲスト出演のピン芸人・こがけんからは「あの感動的なシーンでよくそんなことが考えられますね」とツッコミが入った。
華丸と大吉はそれぞれ、「我々は(視聴が)2回目だから」「BSの方から見ているので…」とBS、総合の1日2回視聴が日常なので、分析的な見方もしている一面を示唆した。
大吉もこの日、寅子が目にした新聞に日本国憲法の条文が載っていたところに着眼。第1回放送の冒頭シーンに戻ったことに気づいた。「NHKオンデマンド」で見返すと「読んでる新聞に焼き鳥のタレがいっぱいついてるの」と、初回と今回が「焼き鳥のタレ」でつながっていることを示した。