「虎に翼」小笠原役・細川岳が話題に「舞いあがれ!」の玉本先輩!【ネタバレ注意】

「虎に翼」第44回より - (C) NHK

伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)第44回が30日に放送され、お守りを届けにきた小笠原役・細川岳が注目を浴びた。

直言(岡部たかし)が安らかに亡くなった後も続く生活の様子が描かれた第44回。優三(仲野太賀)が出征する際に寅子(伊藤)が無事を祈り、手作りして渡したお守りを持った人物が猪爪家を訪ねてきた。それが、細川が演じる小笠原だ。

寅子に優三との関係を聞かれ、復員を待つ収容所の病室でベッドが隣だったと明かす小笠原。自身の病状が悪化した際に、優三が寅子のお守りを「とてつもない御利益があるから、絶対助かる」と言って握らせてくれたという。

その後、持ち直した小笠原は自分が御利益を吸い取ってしまったんじゃないかと、亡くなった優三に負い目を感じ、「ずっと申し訳なくて」と吐露。寅子が「そんなふうに思うことないです」と伝えると、小笠原は涙声で「ほんの短い間でしたが、とても優しい、いい男でした」と優三の最期を語った。

寅子が優三の死と向き合うきっかけとなる、重要な役どころとなった小笠原を演じた細川は、2022年の連続テレビ小説「舞いあがれ!」にも出演。ヒロイン舞(福原遥)が大学で入った人力飛行機サークル「なにわバードマン」の先輩部員で、後に刈谷(高杉真宙)と共に空飛ぶクルマを開発する玉本淳を演じた。ゆるふわなパーマヘアで派手な印象だった玉本と、今回の小笠原の役柄のギャップに驚く視聴者も多く、ネットでは「まったく気づかなかった!」「全然わからなかった!」「玉本先輩だった!」と話題になった。

朝ドラ・110作目の「虎に翼」は、女性法律家の先駆者である三淵嘉子さんをモデルとしたオリジナルストーリー。日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性が、困難な時代に道なき道を切り開き、苦境に立たされた人たちを救うために奔走する姿を描く。脚本は吉田恵里香。主題歌は米津玄師の「さよーならまたいつか!」で、語りを尾野真千子が担当する。(清水一)

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