訂正ソニーG、印エンタメ事業でジー以外の選択肢を検討中=傘下の映画事業会社会長

(第2段落の「当局からの承認を得るためなど」を削除します)

Miho Uranaka

[東京 30日 ロイター] - ソニーグループ傘下の映画事業会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントのトニー・ヴィンシクエラ会長兼最高経営責任者(CEO)は30日の事業説明会で、エンタメの成長市場であるインドで、ジー以外の選択肢を検討中であることを明らかにした。

ヴィンシクエラCEOは、インド放送大手ジー・エンターテインメント・エンタープライゼズ以外にも「何らかの形で市場に貢献するところが出てくる」との考えを示した。ある程度の時間が必要とした上で、「いくつかの選択肢がある」とも語った。

ソニーGは1月、ジーとの合併交渉の打ち切りを公表し、インド戦略の見直しを迫られていた。ヴィンシクエラCEOは「事業を再度活性化し競争に打ち勝っていく」と述べた。

映画事業全体の戦略投資については「戦略を補完するような投資先を探している」とし、コンテンツIP(知的財産)拡充といった現在の戦略以外の事業、一般的なエンタメのストリーミングサービスへの参入など、に手を出すつもりはないと強調した。

ソニーGは、米メディアのパラマウント・グローバルの買収を検討していると報じられている。ソニーGの十時裕樹社長は23日の経営方針説明会で、優良なIPなどのアセットの買収などを積極的に検討していく考えを示している。ソニーGは、27年3月までの3年間で戦略投資に1.8兆円を投じる計画を公表している。

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