「汚物」入った風船が飛来、韓国からBBC記者が報告 北朝鮮との「銃撃戦への発展」懸念する専門家も

韓国軍合同参謀本部(JCS)は29日、ごみや汚物などが入った大量の風船が北朝鮮から飛来したと発表した。風船の数は少なくとも260個に上っており、当局は市民に屋内にとどまるよう警告した。

韓国の聯合ニュースは、「落下した風船の中には、その暗い色と臭いから、ふんと思われるものが含まれていた」と報じた。

韓国の活動家たちが北朝鮮体制を批判するビラ付きの風船を北朝鮮側に向けて飛ばしていることへの報復措置とみられる。

専門家は、北朝鮮のこうした姿勢が朝鮮半島情勢を非常に憂慮すべきものにしているとし、「銃撃戦へと発展するのではないかと懸念している」と話す。

韓国の首都ソウルから、BBCのシャイマ・ハリル記者が報告する。

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