綱島子ども相撲大会 児童らのびのび取組白熱  時期早めて実施 横浜市港北区

技をかけあう子どもたち(25日)

第52回綱島子どもすもう大会(佐藤誠三大会会長)が5月25日・26日、綱島小学校校庭土俵で開催された。周辺の小学校や幼稚園などから、のべ230人以上の子どもたちが参加した。

来賓として竹下幸紀港北区長や各議員らが参集して行われた開会式のあと、土俵入りを務めたのは横綱・早川朝陽さん(綱島小6)、太刀持ち・横田智希さん(綱島小3)、露払い・山下三志郎さん(日吉南小3)。堂々とした立ち振る舞いで、会場を盛り上げた。その後の幼児たちのかわいらしい取組や、体の大きな高学年の激しいぶつかり合いに、観客は大興奮。会場中は熱い声援と拍手に包まれた。

例年夏休みに行われていた催し。選手や観客に熱中症の危険性があることから、今年は5月に実施日を変更した。佐藤会長は「参加者も増えている。暑すぎず、ちょうど良い気候で良かった。今後もこの時期に開催したい」と話し、「幼児や低学年から参加し、礼儀を学べるのが良いところ。それを周りの大人たちが見守り支える。この地域の伝統をずっと続けていきたい」と語った。大会副会長の中森伸明さんによると、同大会からは現力士の鳩岡良祐さん(木瀬部屋)や、元力士で現在は歌謡コーラスグループ・純烈メンバーの白川裕二郎さんが巣立っているという。中森さんは子ども達の取組を見ながら「ここから新たなヒーローが生まれてほしい」と笑顔で話した。

最優秀選手には里見楓さん(綱島東小5)が選ばれた。他の受賞者はWeb版(「タウンニュース港北区」で検索)で紹介。

© 株式会社タウンニュース社