6月1・2日「Jリーグ勝敗」予想 「ACL敗戦」横浜FMが2位の鹿島と、3位の神戸が「連敗なし」浦和と、「呪縛を解いた」5位の名古屋が川崎Fと再戦で上位戦線「異状アリ」

画像/サッカー批評WEB編集部

今回のtotoは、J1第17節の9試合とJ2第18節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

暦は6月に入る。J1の流れにも変化が起きそうだ。

横浜F・マリノスは、あと一歩に迫っていたACL制覇を逃した。ただし、言い換えれば国内に集中できる状況が整ったということだ。

ミッドウィークの試合で柏レイソルに4発快勝した手負いの強豪が今回、襲いかかるのは、鹿島アントラーズだ。

対戦成績で勝ち越しているのは、鹿島。39勝11分32敗という記録が残っている。

だが近年、流れが変わろうとしている。横浜FMは現在、鹿島相手に4連勝中なのだ。

会場も横浜FMに味方する。今回は国立競技場で行われるが、鹿島は「新生」国立で昨季J1第13節で勝利したが、その後2連敗。対する横浜FMにとっては、今季開幕戦で東京ヴェルディを劇的に破った甘美な思い出が残る場所である。

現在13位の横浜FMであるが、消化試合は他チームより2試合少ない。ミッドウィークに試合をしているので疲労はあるとは思うが、むしろ今は悔しさを振り払うために、どんどん試合をしたいはず。敗戦を忘れるために、勝利に飢える横浜FMが2位の鹿島を倒し、上位陣を追撃する態勢に入ることだろう。

■5位の名古屋が上位戦線をさらなる「混戦」に

3位のヴィッセル神戸は、足踏みすることになりそうだ。壁となるのは、浦和レッズだ。

神戸は浦和に、通算18勝8分33敗と大きく負け越している。優勝した昨季も、1勝1敗と星を分け合った。

ともにルヴァンカップで黒星を喫し、公式戦連敗中。ともに好調とは言えず、新監督を迎えた浦和は不安定ではあるが、埼玉スタジアムという強みがある。今季J1で6敗を喫しているが、ホームで連敗したことはない。

お互いに今は、苦しい時期であることは確か。流れを変えたい6月初戦は、ドロー決着に落ち着くことだろう。

上位陣のブレーキが予想される中、5位の名古屋グランパスにも注目したい。開幕3連敗と出遅れたが、じりじりと順位を上げてきているのだ。

今節対戦する川崎フロンターレは、通算10勝9分23敗と苦手にしてきた相手。けっして楽な相手ではない。

だが名古屋は昨季、呪縛を解いた。アウェイに乗り込むと、等々力陸上競技場(現Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)で11年ぶりの勝利を挙げたのだ。さらに、迎え撃ったホームゲームでも2-0で勝利と、シーズンダブルを飾った。

川崎は現在、3試合も白星から遠ざかり、苦しんでいる。現状の勢いを考えれば、軍配は名古屋に上がり、上位戦線をさらなる混戦に導くことが予想される。

今回のtotoの購入締切は6月1日で、ネット決済による公式サイトでの販売は13時50分(コンビニ決済は12時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。

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