ダイワボウ情報システム、Citrixとディストリビューター契約

ダイワボウ情報システム(DIS)は5月29日、仮想デスクトップソリューションのプロバイダーであるシトリックス・システムズ・ジャパン(Citrix)と国内市場でCitrix Fusion Resell Partner(旧CSA)向けディストリビューター契約を結び、販売を開始すると発表した。

Citrixは、リモートアクセスのパイオニアとして30年以上にわたり画面転送技術を進化させ続けており、快適なユーザビリティ、すべてのビジネス利用シーンに対応した安全なセキュリティー管理の自動化、確実で使いやすい安全安心なシステム管理機能を提供している。

DISは、昨年4月にCSPディストリビューターパートナー契約をCitrixと結び、すでにクラウド対応のワークスペースサービスのサービスプロバイダーとして販売パートナー経由での提供を開始しているが、今回の新たなアライアンスを通じてCSPビジネスで得たテクニカルスキルやノウハウをサービスに生かし、刷新されたCitrixのサブスクリプションサービスを販売パートナーを通じて日本全国の顧客に展開していく。

また、DISはディストリビューターとしてCitrix製品、ソリューションにかかわる情報や技術支援を順次提供するだけでなく、サブスクリプション管理ポータル「iKAZUCHI(雷)」で取り扱うことも予定。これによりアカウント従量制料金の管理運用をスムーズに行うことを可能とする。Citrixソリューションの営業支援、教育支援とサポート体制拡充にあわせて、同社がもつ従来の商取引基盤に対応させることで、日本の商慣習に適した展開によって多くのパートナー企業や日本の大手企業だけでなく中堅中小企業の顧客にサービスを普及していく。

今後、DISはデジタルツールやコンテンツ、ウェブセミナーなどを通じて、ノウハウの情報提供や技術者を支援するメニューを拡充していく。日本全国96拠点の営業網による地域密着型の営業体制で約1万9000社の販売パートナーを通じて、全国の企業、地方自治体に提供。全国のパートナー企業との協業を進め、企業のDXを支援していく。

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