ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」原作ファン待望の伝説キャラ登場!ビジュアル初公開

「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」シーズン2に登場するトム・ボンバディル - (c)Amazon MGM Studios Prime Video

実写ドラマ「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」シーズン2に、J・R・R・トールキンの原作小説「指輪物語」で大人気のキャラクター、トム・ボンバディルが登場することが決定し、ビジュアルが初公開された。

黄色いブーツに青い上着、羽の生えた帽子が特徴的なトム・ボンバディルは、原作小説に登場する出自不明の人物。時を超越した才気を持ち、しばしば登場人物らを正しい道へと導き、中つ国を案内する。伝承では、彼は中つ国の最古の存在であり、人知を超えた知恵を持つとされている。物語の重要なシーンに登場するなど、ファンの間では伝説的キャラクターとして愛されているが、過去の実写映画シリーズでは描かれず、本作で満を持して映像化される。

トム・ボンバディルを演じるのは、『007』シリーズのビル・タナー役で知られるロリー・キニア。「ボンバディルは、とてつもない経験をし、大いなる開放感や共感を数多く体験してきたことで、小さなことこそが重要だと気付いているのです。彼の事を理解するうえで、それは実に身近で、私にも手が届きそうな存在だと感じました」とキャラクターの魅力を明かす。

また、ショーランナーを務めるJ・D・ペインパトリック・マッケイは、トム・ボンバディルの登場に喜びのコメント。「ボンバディルは気まぐれで不思議なキャラで愚かな面もあります。しかし同時に古代の知恵、歴史、そして神話と深く結びついた感情を持っていて、彼の思慮と能力は北欧神話と深く結びついていて、ヨーロッパのおとぎ話に深く根差したものなんです」(マッケイ)、「だから面白いことに彼は『ロード・オブ・ザ・リング』の中で最も『ロード・オブ・ザ・リング』的存在なんです。この世界感の中でトム・ボンバディルは、ある種の好奇心をそそるキャラクターで、暗い雰囲気の中でも童謡のような詩を歌ったりセリフを言ったりするのです。彼はこの作品のトーンにあらがうような存在で、暗闇の海の中で光を放つような人物なのです」(ペイン)と語っている。 (編集部・倉本拓弥)

「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」シーズン2は8月29日(木)Prime Video にて独占配信開始

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