冷涼な空気流入 期間のはじめはこの時季としては低温に 一か月予報

 気象庁は30日(木)、向こう1か月(6/1~6/30)の天候の見通しを発表した。前線や湿った空気の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は西日本太平洋側と沖縄・奄美で平年並みか多く、日照時間は沖縄・奄美で平年並みか少ない見込み。

 向こう1か月の気温は、全国的にほぼ平年並みの見込みだが、期間のはじめは冷涼な空気の影響を受けやすくなりそうだ。特に、西日本と沖縄・奄美では、期間のはじめは気温がかなり低くなる所がある予想。

■低温に関する早期天候情報

 特に、四国や沖縄・奄美では、向こう2週間の気温が低い日が多く、四国と奄美は6月5日(水)ごろから、沖縄は6月3日(月)ごろからかなり低くなる可能性がある。このため、気象庁は「低温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理などの注意を呼びかけている。

早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

【参考】 
「梅雨入りした日」
沖縄、奄美(5月21日ごろ)

梅雨入りの平年日
 九州南部(5月30日ごろ)、九州北部(6月4日ごろ)、四国(6月5日ごろ)、中国(6月6日ごろ)、近畿(6月6日ごろ)、東海(6月6日ごろ)、関東甲信(6月7日ごろ)、北陸 (6月11日ごろ)、東北南部(6月12日ごろ)、東北北部(6月15日ごろ)

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