NPO法人森ノオト つながる事業で表彰 横浜・人・まち・デザイン賞 横浜市青葉区

表彰式に出席した宇都宮事務局長(左)と戸塚会長

横浜・人・まち・デザイン賞の表彰式が5月22日に横浜市庁舎で行われ、青葉区で活動する「NPO法人森ノオト」(北原まどか理事長)が地域まちづくり部門において表彰された。

魅力あるまちづくりを広く進めていくことを目的として、横浜市内で特に著しい功績のあった活動や、都市景観の創造や保全に寄与した建造物等を表彰する同賞。今年は地域まちづくり部門で7件(応募31件)、まちなみ景観部門で4件(応募52件)が表彰を受けた。

森ノオトは、広告をとらず読者からの寄付を募るスタイルでメディアを運営。市民ライターを育てながら、環境、福祉、男女共同参画、貧困など多様な社会問題を取材して情報を発信している。行政と連携した多世代交流事業や、地域の生産者との地産地消マルシェ、資源循環に繋がる事業など様々なイベントも実施中だ。選考委員からは「地域を良くしたいという思いが伝わってくる」「誰もが地域への一歩を踏み出したくなるような楽しさに溢れている」と高い評価を得た。

また、団体の活動を理解し、後押ししたとして、中里北部連合町内会(戸塚昌行会長)が支援賞を受賞した。両者は、同連合町内会が中心となる地域福祉ネットワーク「気づきの和連絡会」において広報誌制作などで協働している。表彰式に出席した戸塚会長は、「森ノオトさんが地域にいてくれてよかった。今後もお互いの活動を深めていきたい」と話し、森ノオトの宇都宮南海子事務局長は「一緒に表彰を受けることができて嬉しい。今後も市民目線の情報発信、顔の見える繋がりを作るまちづくりに寄与していきたい」と笑顔を見せていた。

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