アトレ/「大森1」「目黒2」の使用電力、100%再生可能エネルギーに

アトレは5月30日、「アトレ大森1」(東京都大田区)と「アトレ目黒2」(東京都品川区)の使用電力を実質100%再生可能エネルギーにすると発表した。

4月から順次、運営する商業施設の使用電力の実質再生可能エネルギー由来の電力への切り替えを開始し、2024年度には、「アトレ大森1」と「アトレ目黒2」の切り替えで、CO2総排出削減量は年間約3050トンを見込んでいる。

JR東日本グループの一員として、2050年度のCO2排出量「実質ゼロ」を環境の長期目標とし、お客と地域とともに、持続可能な環境・社会の実現を目指す一環。

<電力リサイクルループ>

6月から、「アトレ大森1」の使用電力を、「アトレ大森1」から排出する食品廃棄物から創られたバイオガス由来の電力に切り替え、「電力リサイクルループ」を実現する。今回の「電力リサイクルループ」は、JR東日本グループが連携し、「アトレ大森1」を含む駅ビル・エキナカなどから排出される食品廃棄物の分別・収集・運搬・バイオガス化・再生可能エネルギーの活用に至る役割を担っている。

アトレは、食品廃棄物のリサイクルを推進するため、かねてから「アトレ大森1」を含む17館で、バイオガス化による食品リサイクルを行う「Jバイオフードリサイクル」に食品廃棄物の処理を委託している。

また、「アトレ目黒2」(JR東急目黒ビル内)は、2024年度から、非化石証書を活用し、使用する電力を実質再生可能エネルギー由来の電力に切り替える。今後も、2050年度のCO2排出量「実質ゼロ」に向け、再生可能エネルギーへの切り替えを検討する。

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