石油資源開発、米フリーポートLNG事業への参画を決議

Atsuko Aoyama

[東京 30日 ロイター] - 石油資源開発は30日、米テキサス州のフリーポートLNG(液化天然ガス)プロジェクトへの参画を決議したと発表した。同社は油価変動など外部環境の変化に左右されない収益構造確立を目指しており、海外LNG供給インフラへの参入を検討していた。

同プロジェクトの事業会社には発電大手JERAの孫会社が25.7%出資するが、その孫会社の持ち分15%を連結子会社を通じて3.8億米ドル(約595億円)で取得する。

2025年3月期の通期連結業績に与える影響は精査中。JERAの孫会社が石油資源開発の連結子会社の持ち分法適用会社となるため、持ち分法投資利益として当面は年間十数億円程度、同プロジェクトの拡張計画の実現を前提に2030年代以降は年間数十億円程度を見込む。

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