「非常に大きい期待をしている」大岩ジャパン初招集の佐野航大、起用法に指揮官が言及「活躍できる状況を作ってあげたい」

日本サッカー協会は5月30日、アメリカ遠征に臨むU-23日本代表のメンバーを発表。会見で大岩剛監督が初招集となったMF佐野航大(NEC/オランダ)の選出理由を語った。

今夏に行なわれるパリ五輪前、最後の調整の場となる活動のメンバーに抜擢された佐野を指揮官は、「彼のオランダでの活躍は説明する必要がない」としたうえで、次のように評価した。

「彼がパフォーマンス、自信を我々のグループの中でしっかりと発揮してくれることが、競争力を上げて、チームのレベルアップに繋がると思っています。初めての招集になりますけど、非常に大きい期待をしています」

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また、U-23日本代表での起用法にも言及。「佐野選手がクラブで出ているポジションもそうですし、我々のグループで言えば、6番や8番、そういうところのプレーだと認識している。チーム事情にもよるが、しっかり彼の特長を把握したうえで、試合で活躍できる状況を作ってあげたい」と語った。

オランダでここまで公式戦3試合連続で得点を挙げるなど、自身初となる欧州の舞台で躍動する20歳は、大岩ジャパンでどんなプレーを見せるか、注目だ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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