ちょっと知っているだけで野菜がおいしくなる 春夏野菜の下処理方法 ミツカンが紹介

暑い季節に食べたいキュウリ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

スーパーマーケットでは旬の野菜が店頭に並んでいます。よりおいしく食べるには、どうすればいいでしょうか。大手食品メーカー・株式会社ミツカンの公式インスタグラムアカウント(mizkan_official)では、この時期とくに食べる機会が増える野菜の下処理の方法を紹介。知っておけば、苦手な野菜にも挑戦できそうです。

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オクラの産毛を取り除く方法

夏に旬を迎えるオクラ。産毛があり、下処理に悩むことも。この産毛を取り除くには、塩で揉むのがいいそうです。適量の塩を振りかけたオクラを両手のひらで挟み、ゴロゴロと転がすと産毛が取れます。さらに、この下処理をすることで色が鮮やかになり、味もなじみやすくなるそうです。

また、ネットに入ったオクラを購入した際は、ネットに入れたまま縦にして、ゴロゴロと両手のひらで転がして揉むのもいいとのこと。この場合、塩がなくても産毛が取れるそうです。

オクラを丸ごと食べるときは、茎の部分が硬いため、ギリギリのところで切り落とし、がくは回すように削るといいそうです。

オクラは生でも食べられますが、ゆでると青臭さが取れて、より粘りが出やすくなります。熱湯で約30秒ゆで、水にはさらさないこと。そうすると、甘みと旨味がアップするそうです。

忘れがちなキュウリの下処理

一年中、サラダなどで食卓に登場するキュウリ。夏を代表する野菜のひとつです。そのまま切って食べてもいいですが、板ずりをすることでさらにおいしく楽しめるそう。投稿では、「省かないでほしい工程」として紹介しています。

塩でキュウリの表面を軽く揉むことで、皮がやわらかくなり、口当たりや味なじみが格段にアップ。また、板ずりをすることで、キュウリの苦みやえぐみも解消できるそう。板ずりをしたあとは水で洗いましょう。

さらに、ピーラーなどで皮を縞目にむくと、苦みや青臭さを軽減させられるそうです。

キュウリには体を冷やす作用があり、暑い夏にぴったりな野菜です。また、利尿作用に効果的なカリウムも含まれており、むくみ解消も。

ピーマンの下処理ポイントは細胞を壊さないこと

6~8月にかけて旬を迎えるといわれているピーマン。独特の苦みがあり、それを苦手とする人もいるでしょう。投稿では、そんな苦味が苦手な人へおすすめの下処理方法を紹介しています。

ピーマンの細胞は縦方向で、それが壊れることで苦みが発生するといわれています。この苦みを抑えるためには、切らずに丸ごと使うのがいいそう。ただ、熱を通しても、子どもは丸ごと食べるのに抵抗があるかもしれません。

その場合は、繊維を断つようにカットして、水にさらしましょう。縦に半分に切ったピーマンを、繊維に対して垂直になるように置いてカット。その後、水に10分ほどさらすことで、苦味を流出させることができるそうです。

これからの季節に役立つ豆知識に、コメント欄には「下処理は勉強になります」「苦味が強い夏野菜対策。勉強になりました」「こういう基本を教えていただけるのはありがたいです」「キュウリの板ずりとは忘れていました。手間加えるとおいしくなるんですね。基本に戻ってやってみます」などの声が寄せられています。

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