ヘンリー王子とメーガン妃の称号剥奪は当面実現せず〝剥奪の場合はヘンリー王女〟と王室専門家

ヘンリー王子とメーガン妃(ロイター)

ヘンリー王子とメーガン妃の称号剥奪は以前から問題になっているが、王室専門家が「王室が大きな動きをしない限り称号は今後も存続するだろう」と指摘した。英紙エクスプレスが30日に報じた。

マジェスティ・マガジン編集長イングリッド・スワード氏は、ヘンリー王子とメーガン妃が称号を失うことは決してないだろうと推測。「称号に何か起こるとは思いません。もし彼らが称号を失ったら、ヘンリーは依然として王室の血統の王子であり、メーガンはサセックス公爵夫人ではなくヘンリー王女となる。それは米国人を混乱させ、不適当にも思われるでしょう。現在のままにしておくのがおそらく最善だと思う」と語った。

剥奪という最悪の場合でもメーガン妃は「ヘンリー王女」という称号が残るという。王室の伝統では、王子と結婚すれば女性は王女の称号を授かることができるが、夫の名前でのみ授かる。メーガン妃はサセックス公爵夫人としての方が広く知られているが、キャサリン皇太子妃も同様で正式な称号はウィリアム王女だという。

しかし、ヘンリー王子が米国市民権を申請すれば状況は変わる。そうなれば王子は王室のルールに従い、称号と「外国の王子、国家、君主に対するすべての忠誠」を放棄せざるを得なくなるというが、この問題はいまだに前進していない。

名誉にこだわるメーガン妃にしてみれば、称号剥奪となっても「ヘンリー王女」を名乗れるのは、不幸中の幸いといったところか。

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