就任4年目を終えたタロン・ルーHCがクリッパーズと年平均約21億円の高額契約を締結

5月30日(現地時間29日)、ロサンゼルス・クリッパーズは、タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)と長期間に渡る新契約を結んだことを発表した。

『ESPN』によると、ルーHCの契約期間は2028-29シーズンまでで、年平均で約1400万ドル(約21億8400万円)と高額で、NBAチームの指揮官として最も高額な年俸を受け取る1人になったという。

クリッパーズのスティーブ・バルマー オーナー、バスケットボール運営部代表のローレンス・フランクは、ルーHCの代理人を務める『Klutch Sports』のアンディ・ミラーと交渉を重ねて、最近になって合意に達したと『ESPN』が報道。

クリッパーズの指揮官へ就任して4年目となった今シーズン。ルーHCはチームをウェスタン・カンファレンス4位の51勝31敗へ導き、2年連続でプレーオフへ進出。だが「NBAプレーオフ2024」では2勝4敗でダラス・マーベリックスに敗れ、ファーストラウンド敗退を喫していた。

それでも、フランクは「Tルーは我々がヘッドコーチへ望むすべてです。素晴らしい戦術家かつ天性の指導者であり、選手とスタッフの両方、周囲の人たちを結びつける見事な能力を持ち合わせています」と、リリースのなかで話している。

指揮官を長期間キープすることに成功したクリッパーズは、カワイ・レナード、イビツァ・ズバッツ、テレンス・マン、ノーマン・パウエルらが来シーズンも契約下にいる。

ただその一方で、ポール・ジョージとラッセル・ウェストブルック、PJ・タッカーは来シーズンの契約がプレーヤーオプション、ジェームズ・ハーデン、メイソン・プラムリー、ダニエル・タイスらが制限なしFA(フリーエージェント)になるため、このオフにチームがどう動くかは気になるところだ。

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