負ければタイトルを失う注目の叡王戦 藤井聡太八冠の師匠「調子は決して悪くない」

将棋の藤井聡太八冠が負ければタイトルを失う注目の叡王戦が31日行われます。師匠が予想する対局の行方は。

今回の叡王戦5番勝負。 藤井八冠は第1局を勝ったあと第2局から連敗しここまで1勝2敗。 31日の第4局は、負ければ「叡王」のタイトルを失う“カド番”で迎えます。 師匠の杉本昌隆八段は―― 「藤井八冠がすごく窮地に陥っている、追いつめられたと言われているが、崖っぷちを経験しない人はいないと思う。数々のタイトルホルダー相手に藤井八冠は先に追い込んで勝利してきた。藤井八冠が追いつめられることは当然あることなので」(杉本昌隆八段)

杉本八段「藤井八冠の調子は、決して悪くない」

実は、以前のインタビューで「カギは名人戦ではないか」と話していた杉本八段。 27日に「名人」初防衛を果たしたことは、31日の叡王戦でプラスに働くのでしょうか。 「勝ちが棋士にとっては一番の薬。今回の名人戦を防衛したことは、非常に大きな安心材料」(杉本昌隆八段) 31日の対局の行方は―― 「藤井八冠の調子は、決して悪くないです。次の叡王戦も力を出せると思います」(杉本昌隆八段)

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