平野美宇、上位進出へカギを握る王曼昱の戦い　世界ランク急接近の伊藤美誠との“黄金世代対決”実現の可能性も【WTTチャンピオンズ重慶】

卓球の「WTTチャンピオンズ重慶」が30日に開幕。今大会は、男女ともに世界ランキング上位選手が出場することもあり注目が集まる。

世界ランキング11位の平野美宇（木下グループ）は、31日に女子シングルスの1回戦で同24位のディナ・メシュレフ（エジプト）と対戦する。

■直近のWTT大会では3位入賞

平野は直近行われた「WTTコンテンダー太原」では、木原美悠（木下グループ）とともに3位入賞。世界ランキングを2つ上げ11位にランクインし、10位の伊藤美誠（スターツ）に急接近した。

平野はメシュレフとの1回戦に勝利すると、伊藤と直接対決の可能性があるが、伊藤の1回戦の相手は世界ランキング2位の王曼昱（中国）という強敵。同学年による“黄金世代対決”が実現するかは、パリ五輪団体戦の中国代表メンバーに入る王曼昱がカギを握っている。

また、平野にとっても、1回戦でメシュレフ相手に勝利を収めても、2回戦は伊藤または王曼昱が相手となっており、ベスト8以上の躍進に向けて、序盤にいきなりヤマを迎えることになる。

夏のパリ五輪では自身初のシングルス出場を果たす平野。中国・重慶の地で、24歳を迎えた“ハリケーン”が躍動する姿は見られるのか。