さよなら回転展望レストラン 札幌、バブル期に全国で流行

札幌市の「スカイレストランロンド」(上)=30日午後

 JR札幌駅に近いセンチュリーロイヤルホテルの23階(地上約84メートル)にあり、自転して360度のパノラマを楽しめる「スカイレストランロンド」が30日、ビルの契約終了のため、営業最終日を迎えた。バブル期に全国で流行した回転展望施設は姿を消しつつある。

 ホテルによると、30日は予約で満席。3時間で床が一回りし、コース料理(1万5千円)などを提供してきた。

 1964年、東京のホテルニューオータニが回転展望レストランを造ったのを皮切りに都心部で増加し、80~90年代にピークを迎えた。

 現在営業中なのはリーガロイヤルホテル京都、戸田家(三重県)のレストランなど。

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