アスエネ、「Ask One」を導入 展示会オペレーションの自動化と効率化を推進

マルチチャネルフォーム「Ask One」を提供するクリエイティブサーベイは、3つのClimate Tech領域のサービスを展開するアスエネが、「Ask One」を導入したことを発表した。

導入背景

アスエネでは、リード獲得施策として年間20回以上の展示会出展を継続的に行っており、展示会で取得した名刺は24時間以内にデータ化できる運用体制を構築していた。一方で、従来は獲得した名刺をデータ化してスプレッドシートに反映されるまでに時間がかかり、データ整備や優先順位づけをマーケティング担当者が手動で行うなどの工数もかかっていた。

今回Ask Oneを導入することで、名刺だけでなく、顧客ヒアリング情報や現場の温度感を記述した自由記述型のメモなども合わせて即時データ連携し、マーケティングオートメーションツール(MAツール)やCRMと接続することが可能に。また、「参照マジック」によってCRMに蓄積された会社情報を参照できるため、スプレッドシートでの手作業が発生していたデータ紐づけ作業の工数を削減し、効率的な業務オペレーション構築を可能にする。

期待する効果

  • 「名刺+ヒアリング情報+MQL判定」をMAツールやCRMに連携

アスエネでは、MAツールとCRMを連携させることで、オンライン・オフラインの顧客接点で収集したデータを営業・マーケティングに活用。展示会で獲得した名刺データは、スプレッドシート上でMQL(※)判定ロジックに応じて優先順位づけを行ったうえでMAツールに取り込んでいたが、データの紐づけは手動対応になっており、マーケティング担当者の工数削減や顧客フォローのスピード向上が求められていた。

Ask Oneを活用することで、取得した名刺情報やヒアリング情報からMQL判定ロジックをフォームに組み込むことが可能に。また、各種MAツールやCRMとの連携にも対応しているため、従来発生していたデータの手動確認作業を自動化し、リアルタイムに名刺とヒアリング情報をCRMに連携・同期できるようにすることで、社内工数削減と顧客フォローのリードタイム短縮を可能にする。

※MQL :Marketing Qualified Leadの略。各企業が独自で判断した有効な見込み顧客

  • もっとも適した担当者とのアポイントをブース接客のその場で獲得

アスエネでは、展示会でブース接客中の顧客に対し、ホットなタイミングでアポイントを打診する機会を増やすことでリード獲得をより推進したいと考えていたが、従来はブース接客中に営業担当のカレンダーを参照しづらいという課題があった。

Ask Oneは日程調整ツールとの連携にも対応しており、フォーム上にもっとも適した営業担当のカレンダーを出しわけて表示することができるため、ブースでの接客中にアポイント日程まで決定した状態でリード情報を連携できるようになった。

  • 「参照マジック」によってMAツールやCRMの顧客データを取得し業務効率化

参照マジックを活用し、獲得した名刺情報を元にMAツールやCRMに蓄積された会社の規模、業種などの情報を参照することで、MQL判定ロジックを反映した状態でデータを取り込むことが可能になる。データ連携はもちろん、MQLリードの時とそれ以外のリードでフォーム上の設問項目を出しわけ、顧客対応をもっとも適した形にすることも可能になる。

アスエネ 取締役 COO 岩田圭弘氏のコメント

弊社は「次世代によりよい世界を」をミッションに気候変動 × テクノロジー事業に取り組んでいます。あらゆる職種や業務でも、数値化と仕組み化を徹底しておこなうことは極めて重要です。今回Ask Oneを導入したことで、展示会の現場の温度感の簡易登録とデータ反映、マーケティング担当の業務工数削減による新規リードの営業共有スピードアップなど、展示会のオペレーションをアップデートすることができました。弊社の数値化や仕組み化の文化とAsk Oneは相性が良いプロダクトだと感じていますので今後はさらに活用の幅を広げていけたらと思います。

© 株式会社翔泳社