特殊詐欺グループの一員として、土岐市内の高齢女性宅を訪れて現金を受け取ろうとした「受け子」の男が２９日、詐欺未遂の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、長野県諏訪市に住む自称アルバイトの男（１７）です。
警察によりますと、この事件は２９日午後１時ごろ、土岐市内に住む７０代女性に孫を装った男の声で電話があり、「トイレでバッグをなくした。アルバイト先から前借りしたお金を穴埋めしないといけない。２００万円くらい用意してほしい」などと伝えられました。
女性は 長男に電話をして話を伝え、不審に思った長男が家の前で待っていたところ、金を受け取りにきたとみられる男は長男に気づいて逃げたということです。
通報を受けた警察が 男の行方を追い、多治見駅周辺でよく似た人物を発見し、職務質問して逮捕に至りました。
逮捕された男は、女性の家を訪れて現金を受け取り、だまし取ろうとした詐欺未遂の疑いが持たれています。
警察は 男の認否を明らかにしていませんが、事件には複数の人間が関わっているとみて、共犯者や余罪などを調べています。
