地元開催&ホステス大会 若林舞衣子が抱き始めた「特別感」

今季2度目のレギュラーツアー(撮影/内山孝志朗)

◇国内女子◇ヨネックスレディスゴルフトーナメント 事前(30日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6339yd(パー72)

ツアー通算4勝の若林舞衣子が地元・新潟開催の一戦に主催者推薦で出場する。

前週は下部ステップアップツアー「地域みらい建設グループレディス佐嘉窓乃梅カップ」に出場して39位で終えた。大会中には師匠・岡本綾子からもスイングに関するアドバイスをもらったといい、「結構いいショットが打てるようになってきたので、今週も頑張りたい」と手応えをにじませる。

前年は静岡で開催。2年ぶりに戻ってきた故郷のコースは「プロテストの前から毎日のように回っていた。知り尽くしていると思う」。ツアー初出場の2003年大会から毎年出場(20年はコロナ禍で中止)の“皆勤賞”で、ベストフィニッシュは9位(2007、08、16年)。ツアー唯一の地元開催に加えて、所属契約を結ぶヨネックスが主催となれば、この大会にかける思いは自ずと強くなる。

地元開催の一戦で上昇のきっかけをつかみたい(撮影/内山孝志朗)

「若い頃には感じなかった特別感が出てきた。若い頃は『新潟だから頑張りたい』というよりも『毎試合頑張りたい』だった。もちろんこの試合は昔から特別な存在だったけど、ここ数年は“すごく特別”になってきた」。21年「サマンサタバサグローバルカップ」以来のタイトルに向け、勝手知ったる“庭”で上昇のきっかけをつかみたい。

レギュラーツアー出場は予選落ちに終わった3月「アクサレディス」以来、今季2度目。初日は前年覇者の川岸史果、19年大会覇者の上田桃子とのペアリングで、午前10時に1番からスタートする。「よく知っているコースですし、地元の声援も力に頑張りたい。優勝を目指して」。ギャラリーを沸かせる3日間にしたい。(新潟県長岡市/内山孝志朗)

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