太平企画設計工務所 破産手続き開始決定 負債1億5000万円 茨城

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帝国データバンク水戸支店は30日、木造建築工事の太平企画設計工務所(茨城県水戸市)が水戸地裁より破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は20日付。負債額は約1億5000万円。

同社は1984年設立。一般住宅や共同住宅、店舗などの新築工事やリフォーム工事、宅地造成を中心に手がけていた。大手ハウスメーカーなどからの受注を柱に、2000年10月期には年売上高約6億1300万円を計上した。

だが、その後は徐々に同業他社との競合などから受注が落ち込んだ。受注案件の小口化の影響も加わり、18年10月期の年売上高は約1億3900万円まで後退、赤字計上を余儀なくされた。個人宅の新築やリフォームなどの請負でしのいでいたが、事業継続が困難となった。

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