【U―23】佐野航大がパリ五輪直前で初招集 大岩剛監督「6番や8番の選手」として期待

会見に出席したU-23日本代表の大岩監督

日本サッカー協会は30日、U―23日本代表の米国遠征(6月7、11=U―23米国代表戦)に向けたメンバー25人を発表し、MF佐野航大(NECナイメヘン)がパリ五輪世代の活動に初招集された。昨夏にオランダ1部NECナイメヘンに移籍すると、公式戦31試合で6ゴール3アシストをマークした活躍が評価された。

この日の会見に出席した大岩剛監督は「オランダでの活躍は説明する必要がない。彼のパフォーマンスの自信が、我々のグループの中でしっかり発揮されることで、競争力が上がり、チームのレベルアップにつながると思っている。初めての招集になるが非常に大きい期待をしている」と語った。

また、中盤の攻撃的なポジションやボランチを主に担う佐野の起用法については「我々のグループでは6番や8番の選手というふうに認識している。彼の特徴を把握した上で試合で活躍できる状況をつくってあげたい」。オランダでの活躍を引っさげ、パリ五輪へ猛アピールといきたいところだ。

また、指揮官は代表に復帰した20歳のDFチェイス・アンリ(シュツットガルト)に関して「一つ下の世代の選手ですけど我々のグループでも活躍できる」と評価。五輪メンバーは18人と狭き門だが、若きDFは食い込むことができるか。

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