【浦和】中島翔哉、大久保智明が復帰! ヘグモ監督が王者・神戸戦へ「必ず使えるスペースがあり、そこを見極め活用することが大切」

「五分五分の場面も多く、セカンドボールの回収は重要に」

[J1 17節] 浦和 – 神戸/2024年6月1日16:00/埼玉スタジアム

J1リーグ浦和レッズのペア=マティアス・ヘグモ監督が5月30日、2日後の6月1日に埼玉スタジアムで行われる昨季王者ヴィッセル神戸戦に向けて抱負を語った。

ルヴァンカップとリーグの連戦を経て、約1週間、この神戸戦に向けて集中して取り組んできた。ボール奪取時、一旦下げてボールを保持するのか、リスクを冒しながらダイレクトプレーで前へ向かっていくのか。ヘグモ監督は「その判断について」取り組んできたと頷く。

「ラストサード(ピッチを3分割した最後の3分の1)に進入する回数も増えてきていると思いますが、そのなかでの戦術的な選択です」

インサイドハーフの3トップとの連動、そして両ウイングのゴール前への詰め方など「ディテールを詰めている」という。また「中島翔哉ではなくオラ・ソルバッケンが左サイドでプレーすると、周りとの関係性も変化してきます」と、その”変化”を加えることもポイントに挙げた。

そして大久保智明、中島翔哉が戦列に復帰したとも報告している。

「トモ(大久保)、翔哉ともに今日のトレーニングに参加できたのは嬉しかったです。二人とも1対1で仕掛けられる選手。たとえば町田戦のような展開であれば、非常に重要な存在になります」

そして神戸戦に向けて指揮官は 「チャンスをたくさん作り、ゴールを決めて、勝たい」と抱負を語った。

「神戸は国際的な豊かな経験を持つ選手が揃っています。ダイレクトなプレー、ロングボールを大迫選手に向けてくる意味では、町田に少し似たスタイルです。

ただスキルを備え、コンビネーションができる選手もいますので、パスをつなげるチームです。それでも私たちがボールを持っている時、必ず使えるスペースがあり、そこをしっかり見極め活用することが大切です」

そしてデュエルや競り合いでの”フィフティ・フィフティ”の戦いから、ボールを奪い切ることの重要性も強調していた。

「五分五分の場面も多く、セカンドボールの回収は重要になります。クロスも多く、その対応しなければいけません。神戸に対する攻撃はしっかりトレーニングしています。攻撃の時、周りとの関係性のなかでのコンビネーションに加え裏に抜けるランニングが必要だと思います」

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ヘグモ監督が語ったそういったポイントを踏まえると、王者・神戸戦はさらに楽しみな一戦になりそうだ。上位進出に向けて挽回するためには、ホームで負けられない一戦になる。

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