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全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・安齊勇馬(25)が、〝マット界一の偏屈者〟鈴木秀樹(44)に猛反論だ。
29日の後楽園ホール大会で「チャンピオン・カーニバル」覇者の宮原健斗(35)を撃破し、初防衛に成功。試合後にリングに現れた鈴木に挑戦を表明された王者が受諾し、6月24日の後楽園大会でV2戦が決定した。
激闘から一夜明けた30日、都内で開かれた会見に出席した安齊は「たった1勝であの存在(宮原)を超えたと言うことはできないんですけど、ずっと見ていた背中に近づけた。そして今なら胸を張って『俺がチャンピオンだ』って言えると思います」とさわやかな笑顔を振りまいた。鈴木の印象について「強くて厄介な相手が挑戦してきたと思って身が引き締まりました。(鈴木は)試合の駆け引きと多彩な技を持っていて、今まで何回か試合をしたんですが、いまだにつかめない相手です」と眉間にしわを寄せた。
後楽園大会ではタッグパートナーの本田竜輝、世界ジュニア王者のライジングHAYATO、綾部蓮が登場し共闘を宣言した。今後の展開を問われた安齊は「同じ志、同じ考えを持った4人だと思うので、何をするにも楽しくいろんなことができるんだろうなっては思っています」と明かした。
この言葉にマット界一の偏屈者・鈴木が黙っているわけがない。「いわゆる世代闘争的なものは、グループでやったところで一度も成功してない。誰かが必ず抜け出してくるから」と鋭く指摘。「そこで組んでるうちは、新時代が来ることはないだろうし。チャンピオンが新時代っていうのはものすごい古い考え方で、固定観念の塊だと思うので、それをぶっ壊したいと思います」と宣戦布告した。
これに安齊は「僕が掲げる新時代は初めてのこと。今まで誰もやったことないんだったら僕がやってみせるだけ」と言い切り「そして僕は集まった4人全員をライバルだと思ってるので、ただ『仲良しこよしでやっていきましょう』なんて思ってないです。そこは勘違いしてほしくないです」と堂々と言い放った。
最後には「僕はまだまだこのベルトと一緒に成長するためにも、今このベルトを手放すわけにはいかない。必ず次も防衛したいと思います」と誓うと、鈴木をにらみつけ会見場を後にした。