自生していた違法な植物「アツミゲシ」発見したのは...意外な人物【徳島】

2024年4月、自生する違法な植物を発見したとして、5月30時、発見者に警察から感謝状が贈られました。

この発見者は、ちょっと意外な人物でした。

自生する違法な植物を発見したとして感謝状が贈られたのは、保育園児の川村悠月くん(3歳)です。

この日、徳島板野警察署で贈呈式が行われ、笠井寿範署長から感謝状が手渡されました。

5月13日、悠月くんはお母さんと散歩中、徳島市の自宅近くの空き地で雑草に混ざって咲く珍しい花を発見しました。

お母さんが調べたところ、栽培が禁止されている「アツミゲシ」という植物であることがわかりました。

「アツミゲシ」は、薄紫や赤い花びらが特徴で麻薬の原料となる成分が含まれています。

日本では「あへん法」という法律で、栽培などが禁止されています。

(「アツミゲシ」を発見した川村悠月くん)

「紫の花があった。棒にちょっとちっちゃいトゲがあった。葉っぱもちっちゃいトゲがあった。(お母さんに携帯)電話で調べてって言った。触らん方がいいかなっと思ったけんな。ほんで警察に言った」

実は悠月くん、3月にも北島町で「アツミゲシ」を発見したことがあるそうで、今回はその経験が生きたのかもしれません。

(徳島名西警察署 笠井寿範署長)

「興味を持って、しかもそれを警察に通報してくれたことを非常にありがたく思って、被害防止につながったということで、大変うれしく思います」

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