「変化を逃さないことが重要」大谷翔平選手やダルビッシュ有選手もサポートした元NPBトレーナーが講演

メジャーリーガー、大谷翔平選手のプロ野球時代をサポートしたトレーナーが高知市の専門学校で講演しました。

講演したのはスポーツ医学に基づきケガの予防やパフォーマンス向上を指導するアスレティックトレーナーの白水直樹(しろず・なおき)さんです。白水さんは北海道出身の45歳。プロ野球・日本ハムのトレーナー時代には大谷翔平選手やダルビッシュ有選手をサポートしました。

30日は龍馬看護ふくし専門学校でスポーツ系の仕事を目指して学んでいる、スポーツ健康学科の1年生に講演。白水さんは、「けがをした選手が試合に復帰し、ファンから歓声を受けた時は自分のことのようにうれしい」とやりがいを説明しました。また、生徒から「トレーナーが稼げるようになるには」という直球の質問を受けると、「選手たちに伝えることと、伝わることが大切」と話しました。

(白水直樹さん)
「(大事なのは)ちゃんと説明できるかどうか、そうすると『あそこに行けばわからないことがわかるようになるかもしれないし、できるようになるかもしれない』というサイクルに入れると稼げるというか必要とされる」

他にも、選手の練習やトレーナー側のサポートに「効率の良さ」が求められる中でも、「地道に数をこなすことも大切」と伝えていました。

(1年生)
「考え方という部分で生かせる部分がたくさんあったと思う。日頃からその考え方をうまく活用ではないが行動に移せたらいいと思う」
「自分の得意なことを生かして(選手や人と)接することが大切だと学びました」

白水さんは2023年12月、高知ファイティングドッグスとパートナシップを結んでいて、球団をはじめ、県内スポーツの様々な分野でより深い交流が期待されています。

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