常磐道でトラックに棒刺さる クロスボウの矢か 茨城・かすみがうら 県警、器物損壊で捜査【まとめ】

茨城県警本部=水戸市笠原町

29日午後6時10分ごろ、茨城県かすみがうら市上稲吉の常磐自動車道上り線で、東京方面に走行していた大型トラックの20代男性運転手から「車体に棒のような物が刺さっている」と110番通報があった。トラック助手席側のドア部分にクロスボウの矢のような棒が刺さっていた。男性にけがはなかった。県警土浦署と県警捜査1課は、何者かが発射したとみて器物損壊事件として捜査している。

同署などによると、棒は長さ約50センチ、直径約1センチ。トラックのドライブレコーダーを回収し、状況の確認を進めている。

現場は同市の千代田パーキングエリアから東京に約1キロ進んだ片側3車線の上り線。通報直前、真ん中の車線を走行していた男性が異常音に気付いて左側のミラーを確認したところ、車体に刺さっている棒を見つけた。

現場周辺には常磐道を走る車両が見える側道があるが、常磐道を並走していた車から発射された可能性もあり、県警は特定を急いでいる。

クロスボウの所持は2022年3月に施行された改正銃刀法で原則禁止、許可制となっている。

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