崎山つばさ、座長として“毎日”差し入れ 稽古期間中に使ったリアルな総額明かす

囲み取材に応じた崎山つばさ【写真:ENCOUNT編集部】

三人芝居『怪物の息子たち』の囲み取材に出席

俳優の崎山つばさが30日、東京・よみうり大手町ホールで行われた三人芝居『怪物の息子たち』の囲み取材に、出演の安西慎太郎、田村心、脚本の木下半太氏、演出の毛利亘宏氏(少年社中)とともに出席。本作にかける思いや、稽古期間中に差し入れで使った総額を明かした。

『仮面ライダーリバイス』でともに脚本を描いた木下氏と毛利氏が、本舞台では脚本と演出としてタッグを組み、新たな会話劇を生み出した。そして舞台上にいるのは崎山、安西、田村の3人だけ。怪物といわれたある男とその男の3人の息子たち、さらには劇中登場する人物たちを3人で演じる。

ゲネプロ前に行われた囲み取材で、長男の宝田蒼空役を演じる崎山は「自分にとって約1年ぶりとなる主演舞台で、初めてとなる三人芝居ということで、稽古から並々ならぬ思いで挑んでまいりました」と力強く語り、「演出の毛利さんをはじめ、キャストと緻密に丁寧に作ってまいりました。今日、初日を迎えることができてうれしく思いますし、お客さんが入るとこの『怪物の息子たち』という舞台が変化していくと思うので、その変化を楽しみながら演じていけたらいいなと思います」と意気込んだ。

また、3人が舞台からはけない点も見どころの1つだという崎山は「(3人それぞれが)父親を演じるにあたりマネキンが出てくるんですけど、それを動かしたりするのも自分たちで、場面転換も自分たち。水を飲む瞬間もお芝居の中で飲むという、すべて計算された動きの中でやるというのが1つの見どころです」と答え、舞台は生もののため、計算外のことも多々起こるようで「大人数なら誰かがやって(フォロー)くれるかなって気持ちがあるんですけど、3人しかいないので、自分が近くにいたり、次のシーンで関わるからやっておかなきゃと、頭をフル回転して3人がカバーをして、そこで兄弟の絆が生まれている瞬間があったりするので、そういうイレギュラーなところも含めて楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」とアピールした。

さらに、崎山の印象を聞かれた田村は「つばさくんは優しいお兄ちゃん。稽古期間中に毎日差し入れを持ってきてくれた」と明かし、報道陣から差し入れに総額いくら使ったか質問が飛ぶと、崎山は「ご飯に行ったりもしたので、それを含めると7万くらいいってますね(笑)」とリアルな金額を告白して笑いを誘った。

三人芝居『怪物の息子たち』はよみうり大手町ホールにて5月30日から6月9日まで上演。ENCOUNT編集部

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