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新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」30日後楽園大会のAブロック最終公式戦で、エル・デスペラードがHAYATA(36=ノア)から6勝目をあげ準決勝(6月3日、後楽園)進出を決めた。
勝てばAブロック1位通過が決まる条件でHAYATAと激突したデスペラードは、序盤から左足に集中砲火を浴びせていく。しかしHAYATAからは左腕へ執ような攻撃を受け、一進一退の攻防が続いた。
丸め技の応酬からさく裂させたピンチェ・ロコはカバーが遅れてしまい3カウントは奪えない。HAYATAの反撃の403インパクトを浴びてしまうが、ロープに足をかけて九死に一生を得た。
ならばとHAYATAは今リーグ戦で使用してこなかったヘデックを解禁するが、デスペラードはカウンターのスパインバスターで迎撃。最後はリバースタイガードライバーからのピンチェ・ロコで3カウントを奪ってみせた。
ノアで5度のGHCジュニアヘビー級王座戴冠歴を誇り、現在はGHCナショナル王座も保持する実力者との最終公式戦には、重圧も感じていた。試合前の取材では「極上の人が目の前にいるんで、久々に緊張してるんだよ。この感覚は飯伏幸太、オカダ・カズチカとやった時に近いかな。勝ち負けを競ってるのはもちろんなんだけど、それ以上にHAYATA選手というとんでもない人を相手にショッパイ試合できないという、いい緊張がある。高揚感も入ってるんだけど、プレッシャーも大きいという」と心境を吐露。その理由として「あの人の技術ってオールドスクール。俺はどっしり構えて一個一個丁寧にやることで上がっていく選手なんだって思ったからこその今の立ち位置なんで。彼の世界についていけなかったら、今の自分が壊されるんじゃないかっていう部分もあって」と明かしていた。
試合後のリング上でHAYATAに感謝の言葉を述べたデスペラードは、悲願の初優勝へ決意新た。「ようやくだ。前回(2023年)も1位通過して(準決勝で)ティタンに負けてダメだったからよ。明日(Bブロックの通過者が)決まるんだろ、楽しみにしとくよ。でも大阪城メインに立って、最後の最後、バズーカ受けるのは俺だから」と、決勝戦(6月9日、大阪城ホール)進出を誓っていた。