3R推進、減量啓発 岩手県 「ごみゼロ」でキャラバン【花巻】

買い物客に3R推進への協力を呼び掛けるエコロルと職員

 県は「ごみゼロの日」の5月30日、花巻市と北上市のスーパーで「環境月間ごみゼロキャラバン」を実施。県民に家庭でできるごみの減量化や食品ロス削減、使い捨てプラスチックの削減といった3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進に協力を呼び掛けた。

 6月の「環境月間」に先立ち、同日のごみゼロの日に合わせた啓発活動。県資源循環推進課とNPO法人いわてNPOフォーラム21の職員が参加した。

 このうち花巻市南新田のコープ花巻あうるでは、職員と県の3R推進キャラクター「エコロル」が店舗出入り口に立ち、買い物客に啓発チラシとウエットティッシュを配布。3Rの推進への協力や資源物の回収などに取り組む「エコ協力店いわて認定店」の利用を呼び掛けた。

 同課によると、本県の一人1日当たりの家庭ごみの排出量は514グラム(2022年)で、東北6県では最も少ないが、全国平均の496グラムより多い。各家庭でごみを減らす工夫について同課の戸草友里主事は「食べ物を買いすぎない、料理を作りすぎない、食べ残さない―の三つの『ない』に気を付けてもらうことで家庭ごみの減量につながる」と話している。

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