スノウ・パトロール、アルバム『ザ・フォレスト・イズ・ザ・パス』で再始動へ

スノウ・パトロールがアルバム『ザ・フォレスト・イズ・ザ・パス』で活動再開を果たす。ドラムのジョニー・クインとベースのポール・ウィルソン脱退後、ギャリー・ライトボディ、ネイサン・コノリー、ジョニー・マクデイドのトリオとなった同バンド、2018年の『ワイルドネス』に続く同新作はフレイザー・T・スミスとメンバー3人がプロデュース、9月13日リリース予定となっている。

現在リードシングル『ザ・ビギニング』が解禁され、来年のイギリス、アイルランドでのアリーナ・ツアーも発表、ギャリーは「『ザ・ビギニング』を作った初日に最初から最後まで終えたよ」と話し、ジョニーは「彼(ギャリー)はワンテイクでボーカルを終えたんだ」「詞を書き終わってすぐだった。誰かの魂の中を覗き込むような精神が崩壊するようなクオリティを持っている」と続けた。

同バンドについてギャリーはこう語ってもいた。「長い間関係が断たれていた。10年かそれ以上だ。僕にとって距離を隔てた愛とはすなわち、10年という期間、関係が記憶の中に留まるということ。愛について何かを書く際に以前まで自分が思っていたこととは違う何かだ。恋愛中は、エンパイア・ステート・ビルディングのロビーに立っている。誰かと別れた時、外の通りに出ている。そのビルをまだ見ることはできても、もうその中に自分はいない。10年が経ち、今ブルックリンに立ち、マンハッタンのビル群を見ている」

そして同アルバムを通して一貫しているテーマについてこう続けていた。「それは、このアルバムの要約のようなものだ」「様々な失敗を振り返る、自分が招いたかもしれない痛みを、もはや痛みのない場所から見る。自分の心の中に引き戻される記憶を除いて。記憶そのものは痛みでいっぱいだけど、その周囲にある全てに痛みはない。炎の玉を手で掴んでいるけど、今その手にはグローブがはめられている」

同新作は公式サイトsnowpatrol.com から予約受付中、予約すると6月5日から販売開始のツアーのチケット先行予約にアクセスできる仕組みで、一般発売は6月7日からスタートする。

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