横浜・上瀬谷「園芸博」出展公募をスタート 企業や団体対象、7月末まで

国際園芸博覧会のロゴ

 国際園芸博覧会協会は31日、横浜・上瀬谷で2027年に開く国際園芸博覧会(園芸博)の会場に設ける五つのエリアで出展者の公募を開始する。企業や団体を対象に約千~3千平方メートルの区画を10~20カ所用意。1平方メートル当たり2万円で貸し出す。

 約80ヘクタールの会場には、未来都市、農と食、子ども、ものづくり、里山─という五つのテーマごとに「Village(ビレッジ)」が設けられる。出展者は、独自に展示施設を建設する「敷地渡し型」か、協会が用意した展示施設の内外装を施す「建物渡し型」を選択。テーマに沿った展示物や体験型の仕掛けなどにより、自社の技術力や構想を国内外に発信する。

 展示期間は27年3月19日の開幕から9月26日の閉幕までの192日間。展示施設の一部(延べ床面積の20%以内)では飲食や物販などの営業活動を許可し、売上金の一部を協会に納めてもらう。敷地周辺のインフラや区画の整備費用は協会が負担する。

 応募の受け付けは7月末まで。協会が提案内容を審査して出展者を決め、26年3月までに敷地を引き渡す。必要に応じて2次公募を実施するという。詳細は協会ホームページで。

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