伊藤健太郎主演映画『静かなるドン2』9月公開決定!「ジェットコースターみたいな世界観」

「静かなるドン2」のワンシーン

俳優・伊藤健太郎(26)主演映画「静かなるドン2」が9月に劇場公開されることが30日、わかった。9月13日より前編、9月27日より後編が全国順次公開される。

累計発行部数4600万部を超えるヤクザ漫画の金字塔「静かなるドン」。昨年、伊藤健太郎を主演に迎えて実写映画化され、配信プラットホームDMMTVで総合ランキング1位を獲得(2023年6月22日時点)。そのスタイリッシュな映像と世界観が大変好評を博したシリーズ第2弾となる、「静かなるドン2」の公開が決定した。9月13日に前編、9月27日に後編が、ともに新宿バルト9ほか、全国順次公開となる。

前作同様、ヤクザが嫌いな主人公・近藤静也を演じる伊藤は、「あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。」(23年)で、日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。今年は、ドラマ「街並み照らすヤツら」(NTV)に出演など、より一層の飛躍が期待される実力派俳優。「ジェットコースターみたいな世界観」と続編の魅力を語る。

静也のお世話役・猪首を演じ、総合プロデュースも務めるのは、本宮泰風。大人気任侠シリーズ「日本統一」でも主演・総合プロデュースを務める本宮は、本作でも頼り
になる存在となっている。そして、今作で監督を務めるのは、新進気鋭の映画監督、鳴瀬聖人。29歳の若き才能が、歴史ある本シリーズをどう描くのか。脚本・総合監修は、前作で監督・脚本を務めた山口健人が担当する。

伊藤は「非常に思い入れのある作品だったので、続編が決まった時はうれしかったです」と歓喜。「今作で監督を務められた鳴瀬さんにかかるプレッシャーは相当なものがあったかと思いますが、撮影中もたくさんお話をして、その中で作り上げていく新しい『静かなるドン』がすごく魅力的で楽しかったです。猪首役で、総合プロデュースもされている本宮泰風さんは現場にいてくださるだけで心強い存在でした。ご自身の撮影がない日にも現場に来てくださり、アクションなど細かいことを聞いたりすることができました。この作品の魅力は、緩急がすごい所。面白い所は面白く、かっこいい所はカッコいい、そのジェットコースターみたいな世界観にぜひ注目していただきたいです」とアピール。

前作から引き続き登場のキャラクター、そして今作から登場の新キャラクターがコメディもアクションも芝居もさらにパワーアップして帰ってきます! 『静かなるドン2』楽しみにしていてください!」と呼びかけた。

本宮は「前回の撮影時、個人的には続編が制作できることを目標に全力で作品と向き合ってきました。そしていざ続編が決定すると、『さらにその先』と自分で勝手にプレッシャーをかけています」と吐露。それでも「今回は、レギュラーキャストの皆さんの魅力なども十分把握できたので、皆さんが演じるキャラクターがより生きるような脚本作りができたと思います」と手応えを明かす。

「主演の伊藤健太郎君も前回を経て完全に役をつかんでいて、演技に迷いが無く、座長として頼もしい存在に成長してくれました。主人公の近藤静也に関しては、昼と夜の顔が際立つようにとスーツをオーダーメイドしました。スタイリッシュな静也が苦悩し葛藤する任侠コメディアクションをぜひお楽しみください」と話した。

監督を務める鳴瀬氏は「静也役の伊藤健太郎さんは、僕の想像よりも120%深く面白く体現してくださる、本当に素晴らしい俳優さんで、ご一緒できて光栄でした。猪首役で総合プロデュースもされている本宮泰風さんは、食事に誘ってくださり、話を聞いていただいたりと、助けていただきました」と感謝。「極道・ラブコメ・アクションに、今回はホラー要素まで!? 静也にドンドン脅威が迫る!? ドンとパワフルにパワーアップしたヤクザエンターテインメントをどうぞお楽しみに!」と力を込めた。

なお、キャストは他に筧美和子、深水元基、三宅弘城、坪倉由幸、筒井真理子らが顔をそろえる。

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