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中日は30日の西武戦(バンテリン)に0―3で敗れ、交流戦負け越しスタート。2試合連続の零封負けに立浪和義監督(54)は「投手には迷惑をかけている。打てないことを嘆いてもしょうがない。状態が上がりそうな人もいるのでそこを期待したい」と厳しい表情で語った。
さらに心配なのが中田翔内野手(35)が9回無死一塁の第4打席で自打球が左ヒザを直撃するアクシデントに見舞われたことだ。中田は倒れ込んだまましばらく立ち上がれず。それでも痛みをこらえて打席に復帰すると外角変化球を左手一本で左前へ運んだものの満足に走ることはできず、そのまま代走を送られた。
試合後、治療を終えた中田は「明日にならないとわからない」とコメントして帰路についた。立浪監督も「明日の様子をみないとわからない」と心配そうな表情。28日に一軍復帰したばかりで、この日2安打を放った中田が再び戦線を離脱するようなことになれば一大事なだけにチーム内には重苦しい雰囲気が漂っている。
ここまで打率2割5分2厘、3本塁打、18打点の中田だが、チームの精神的支柱として数字では計れない存在感を発揮している。この日も自打球が直撃した直後に左前打を放つとバンテリンドームは沸騰。球団関係者の間からは「中田は持っている雰囲気が違う」という声が上がったほどだった。
借金「3」の中日は31日から敵地で昨年のリーグ覇者・オリックスと対戦し、その次はホームでパ・リーグ首位のソフトバンクを迎え撃つ。中田がスタメン出場できるかどうかでチームのムードも大きく変わってくるだけに、自打球直撃の影響が深刻なものでなければよいのだが…。