ハマス、ガザ攻撃中止要求 休戦交渉見通し立たず

30日、ガザ地区最南部ラファ付近の境界で作戦行動を続けるイスラエル軍の戦車(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラム組織ハマスは30日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が続く限り、戦闘休止や人質解放の間接交渉には参加しないと表明した。人質解放を含む全面的な合意に応じる用意はあるとしつつも、イスラエルはガザへの「戦争」をやめる必要があると強調した。間接交渉は週内に再開すると報じられたが、見通しは立たなくなった。

 ハマスは声明で、イスラエルが間接交渉を「隠れみの」にして、ガザ最南部ラファでの地上作戦などを継続していると主張した。こうした立場を30日に仲介国に伝えたとしている。

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