地ビールおいしく飲んで 富山県黒部市でビール用大麦収穫

大麦の収穫が進んだ畑=黒部市宇奈月町栃屋

 富山県黒部市ビール麦生産組合は30日、同市宇奈月町栃屋の畑で、ビール用の二条大麦「ミカモゴールデン」を収穫した。JAくろべでの等級格付け検査などを経て宇奈月麦酒館が全量を買い上げ、地ビールの原料にする。

 同組合では地場産ビールをつくるため、1999年度から本格的な栽培を始めた。今年は農事組合法人浦山12区に委託して2.2ヘクタールに作付けした。より高品質の麦に仕上げるため、例年より種のまく量を減らした。

 雪が少なく春も暖かかったため、生育は順調だったという。この日はコンバインで穂を刈り取った。岡田與造組合長は「おいしく飲んでもらえれば何より」と話した。

収穫した麦をトラックに移す作業

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