人気の韓国風巻き髪。今流行りの「ヨシンモリ」&「エギョモリ」にトライ【ヘアスタイリスト直伝】

今、空前の韓国ブーム!カルチャーやメイク、ファッション以外にも、韓国風の巻き髪に仕上げるヘアスタイリングも大人気です。そこで、流行りの韓国風巻き髪の中から、「ヨシンモリ」&「エギョモリ」をご紹介。サロンに行かずとも自分できれいに巻けるコツをヘアスタイリストさんに教えてもらいました。

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女神のような大人っぽい上品さが魅力の「ヨシンモリ」

韓国語でヨシンは「女神」、モリは「頭、髪」を意味し、ヨシンモリは〈女神ヘア〉とも呼ばれ、韓国風巻き髪のなかでは絶大な人気を誇る巻き髪。

トップをふんわりさせて顎の下あたりに自然なくびれを作るヨシンモリは、大人っぽい上品さを演出しつつ可愛さも印象づけられる魅力的なスタイルです。

ヨシンモリのやり方

まず始めに、髪を巻く前にブラッシングをして髪の毛を整えることが重要です。ブラッシングをすることで髪の毛を均一にして髪を巻きやすくします。

ブラシは、絡まりや引っ掛かりをスムーズにしてくれるタイプを使用して、絡みやすい毛先から徐々にブラッシングしていきましょう。(※画像のブラシは、細かい天然毛と先端が球状のナイロン毛の二重構造のもの)

しっかりブラッシングをして、絡まって乾燥でゴワついていた髪の毛一本一本がきれいに整いました。

①毛先を内巻きにします。そうすることでヨシンモリのポイントの"可愛さ"を作ることができます。

②真ん中半分で割った毛をトップのふんわり感を崩さないように、

毛量に応じて片側2~3束にわけとり毛束を外巻きに巻いていきます。

前髪がある方は後ろに流すようなイメージで巻いていきます。

巻き終わりました。ストレートヘアがぐっと華やかな雰囲気になりましたね!

シャープな印象になるよう仕上げたい人は、毛先を内巻きなしの外巻きのみにするのもアリです(手順①のところで)。

③仕上げのポイントとしては、巻いた毛束が熱を持っている間はほぐさず、冷めてから最後にほぐしていきましょう。

ラフな印象にしたい人は手ぐしで、ぷるんとボリュームを持たせた印象にしたい人は、目の粗いブラシで上から下にとかしてください。

ヨシンモリの完成です!

ヨシンモリはふわふわ感が特徴のスタイル。仕上げにはオイルやバームなどの油分が多いスタイリング剤よりも、スプレータイプの粒子の細かいスタイリング剤を使うのがおすすめ。それにより、ツヤ感やキープ力を上げることができます。

普段あまり髪を巻かないというモデルさんも、ポイントを教えてもらってトライ。

「巻き髪って難しそうなイメージがあったのですが、コツを掴めば簡単にできました!次にK-POPアイドルのライブに行くときはヨシンモリで行きます♡」

愛嬌たっぷり♡K‐POPアイドルになれる!?「エギョモリ」

エギョは「愛嬌」、モリは「髪型」で、エギョモリは、かわいさも大人っぽさも両方演出できるスタイル。

エギョモリの特徴は"くびれ"。こめかみあたりの髪を後ろにカールさせながら流し、毛先にくびれをもたせることによって小顔効果も出せるスタイルです。K‐POPアイドルようなフェミニンな印象をアピールできるスタイルでもあり、人気の巻き髪です。

エギョモリのやり方

①ブラッシングをして髪の毛を整えたら、最初に毛先の外ハネを作ります。

ここでのポイントとして、韓国風巻き髪スタイルはツヤも特徴なので、取った毛束で外ハネをつくる前に、上の方からアイロンスルーしてワンカールの外ハネを作ります。この時、アイロンで失敗しないためにアイロンの丸みを意識して巻くと折れなどを防げます。

②全体の外巻きが終わったら、エギョモリのポイントとなる「こめかみのくびれ」作り。

顔周りの毛を少し前に引き出しながら外巻きにして後ろに流します。

この時、一束で巻いて髪全体がノッペリしてしまう場合は、髪を上下に分けて巻いてみるといいと思います。また、前髪がある人は顔周りの後ろに流れていく毛を前髪の延長線上として意識するようにしましょう。

アイロン操作が得意な方や慣れてきた方は、トップの毛を少しずつとって、中間くらいから少しクセがつくように外ハネにした毛先を巻き込まずランダムに巻いてあげるとより雰囲気がアップします。

エギョモリの完成です!

こめかみの"くびれ"効果で小顔に見えると人気のエギョモリ。エギョモリは短い髪の方も似合うスタイルなので、ボブなどの短い髪の方もトライしやすい巻き髪です。

いかがでしたか?華やかな雰囲気にしたいなら、ふんわり大きめゆるカールが印象的な、韓国女優のようなイメージのヨシンモリ、韓国女子っぽい雰囲気に近づきたいならキュッとしたくびれが特徴のエギョモリと、そのときの気分やお出かけシーンで使い分けてくださいね。

協力/TORU(『UG』ヘアスタイリスト) 撮影/柴田和宣(主婦の友社) まとめ/暮らしニスタ編集部

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